愛犬の薬膳ガイド:犬の免疫力をあげたい!ストレスタイプの犬の場合

Office Guriの諸橋直子です。

犬の免疫力をあげたい!というリクエストをメルマガ宛などによくちょうだいしますが、今日は「東洋医学」の視点で免疫について解説していこうと思います。

 


そもそも免疫力とは?=外部からの異物を排除するシステム

 

免疫とは、ものすごく簡単にいうと、外部からの異物を排除して体を守るために私たちに備わっているシステムです。このシステムには様々な種類がありますが、血液の中にある「白血球」が、免疫に大きく関わっていることがよく知られています。

 

例えば、細菌などの異物が体に入ってきた際に、まず出動して異物を食べてやっつけてくれるものに「好中球」というものがあります。

 

これは白血球の一種です。好中球は生き物の末梢の血管内にも存在しますが、好中球が集まっている駐屯所のような場所が体にはいくつもあり、異物が入ってくるや否や、血流に乗ってわーっと集まってきて異物をやっつけてくれます。

 

この他にも「単球」と呼ばれる細胞があり、これも白血球の一種で「好中球」と同じように異物を食べてやっつけてくれる役割を果たします。

 

これは、私たちの体の中に備わっている防御システムの一部ですが、こうした体を守るシステムと「血流」が深く関わっていることは何となくイメージしていただけるかと思います。

 

体を守る免疫細胞が血流に乗って体中を巡回して異物を監視している、異物が入ってくると血流に乗ってわーっと問題の箇所に集まってくる。そういう意味で血行が良い状態を保つことが、これらのシステムにとって都合が良いことはご理解いただけるかと思います。

 


ストレスが続くと末梢の血管の血流が制限され、血行が悪くなる場合がある

 

ところでこの血液の流れですが、自律神経という神経の影響を大きく受けています。自律神経は、私たちが健康に生きて行くために重要な役割を果たしていますが、その働きの一つに、ストレスがかかると末梢の血管を締め上げ、血流を制限する、というものがあります。

 

これは、私たち人間や犬が、外敵に襲われることで命に関わる、という時代を生きていた頃の名残で、敵に万一襲われて怪我をした際に、出血を最小限にくい止めるという働きがあります。

 

これはこれで、私たち生物を守る大事なシステムとして稼働してきたわけですが、外敵に襲われ怪我をする、という状況が少なくなった現代では、心理的に感じる「ストレス」により、同じように血流の抑制、という反応が起こってきます。

 

人間の場合は対人関係、仕事の悩み、恋愛など社会に生きていく上でやはりストレスにさらされますし、犬の場合も多大なストレスを抱えるケースがあります。

 

犬が何をストレスに感じるか?ですが、例えば

 

  • 騒音
  • 突発的な大きな音(雷や風の音)
  • 運動不足
  • 住環境の変化(引越しなど)
  • 家族の増減(新しい犬が来た、または一緒に暮らしていた犬が亡くなった、可愛がってくれていた人が進学や就職などの理由で引っ越した)
  • 苦手な犬、人、物(動物病院に行くこと自体がストレスで具合が悪くなる犬もいます)

 

など、結構犬の世界にもストレスは存在します。

 

最近では、保護犬出身の犬が新しい飼い主さんと出会い、安全な生活を送れるケースも増えてきていますが、保護される前に厳しい生活を送っていた、放浪していた、暴力を振るわれた経験があるなどの場合、突発的に非常に強いストレスにさらされることにより、体に影響が出る場合もあります。

 

ストレス自体は、適度な物であればそれは「やる気」「緊張感」「モチベーション」などにつながり、良い影響をもたらす場合もあります。一方で、複数のストレスが重なることで脳にも影響を与え、実際に健康に影響を与えることが最近の研究でも明らかになってきています。

 

そういう意味で、現代社会に生きる私たち、そしてその私たちに非常に近い生活域で生きる犬にとっても「ストレスケア」は重要なポイントだと言えるでしょう。

 

 


ストレスが溜まり、イライラしている状態=「気滞(きたい)」

 

東洋医学では、ストレスにさらされ、イライラしている状態、それによって血流や代謝にも影響が出て「調子が悪い」という状態を「気滞」と呼び、手当の対象と考えています。

具体的には「気滞」の場合、お腹が張っておならがよく出る、げっぷが出るなど「張り」を伴う体の不調を訴えるのが特徴とされています。もし、あなたの愛犬が最近、大きな生活環境の変化を経験した、または過去に何か大変な経験をして強いストレスを感じたことがあり、普段の生活でもイライラしていることが多い、お腹が張るなどの不調を感じているようだ、という場合

 

  • 気滞

 

である可能性がある、と東洋医学では考えます。

 


ストレス解消におすすめの薬膳と生活習慣は?

 

ストレスの根本を明らかにし、それを取り除くのがベストですが、なかなか急にそれは難しい、という場合、まずはゆったりと緊張感をほぐす生活を心がけるのがおすすめです。

 

犬、飼い主さんともに「アロマセラピー」は非常におすすめですし、軽いマッサージを行うことでもリラックスを促すことができます。

 

アロマセラピーの場合、

 

  • ラベンダー

 

は初心者の方でも使いやすく、犬も好むケースが多いでの、ラベンダー精油をティッシュにたらして香りを嗅ぐ、といった簡単な方法でスタートするのもおすすめです。

 

おすすめの薬膳食材は「気の巡りを良くするもの」で、野菜であれば

 

  • ピーマン
  • レタス

 

などが犬の食事にも取り入れやすいです。

 

ぜひ試してみてくださいね。

 

動画セミナーも併せてご覧いただくことで、「気滞」への理解がより深まります。

 

 

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