愛犬の薬膳ガイド:犬の免疫力UP!冷えタイプの犬の場合

Office Guriの諸橋直子です。

今回は愛犬の免疫力を「冷え」との関係で見ていこうと思います。


体温と免疫の関係~血流の視点で考える

 

薬膳のベースになっている「東洋医学」では「冷え」というものも改善すべき体のアンバランスととらえています。

例えば、冷えの原因として良くあげられる原因のひとつに「血行不良」があります。「血行不良」は東洋医学では「瘀血(おけつ)」という体質として扱われ、様々な体調不良の元になると考えられていますが、その血行不良と関連が深いと考えられているのが

  • 体の冷え

です。

 

体の冷えは東洋医学では「陽虚(ようきょ)」と言う風にも捉えられます。陽というのは体の中で熱を生み出す力を指します。これを現代の生理代謝学で当てはめて考えてみると、例えば

 

  • 筋肉量の低下
  • 代謝の低下

 

などが挙げられます。

 

人、犬共に筋肉は大量の熱を生み出す器官と考えられていますが、これ運動不足や加齢などにより減少すると、熱を生み出す力が低下し、低体温につながると考えられています。

 

また、代謝の低下は偏った食生活や極端な小食などでも起こってきます。例えば、無理なダイエットや単品の食物だけを摂取する食生活が長く続くと、体内で代謝反応に必要な微量の栄養素(ビタミン、ミネラルなど)が不足し、結果代謝が低下し体調不良などにもつながることがあります。

代謝の不良はそのまま、エネルギー消費の低下につながるため、体温は下がり気味になり、同じ量だけを食べても太りやすくなる、疲れやすい、といった日常生活での不調を感じやすくなる傾向にあります。

 

こういう場合、東洋医学では生活全般の見直し(運動をして筋肉をつけるんなど)に加えて、食生活からも改善を図ります。

 

現代医学の視点でも、多くの免疫細胞が血流に乗って必要な個所に集まることが知られています。

血行が良いことで体のみすみずみまで栄養や酸素を届け、必要に応じて免疫細胞がすぐに駆けつけられる環境を整えておくことは重要だと言えるでしょう。

 


体を温め、熱を生み出し、胃腸を丈夫にする薬膳メニューの組み立て

 

「陽虚」の場合、体を温める食材に加え、胃腸を丈夫にするメニューも併用すると良い効果が得られるケースが多いです。そもそも、体が虚弱体質に傾いているために代謝活動が低下している場合が多いからです。

虚弱体質の改善には、まず胃腸を整え、食物に含まれる栄養をしっかりと消化・吸収できるようにする必要があります。

そのため、体を温める作用のある

  • 生姜

を犬の食事に少量加える、といった工夫の他に

  • 鶏肉
  • もち米
  • じゃがいも

など、胃腸を丈夫にするとされる薬膳食材を併用し、メニューを組み立てるのがお勧めです。


体温によって、免疫細胞の働き方も変わります

 

私たちの体は免疫によって外部からの異物から守られています。

その免疫にかかわる免疫細胞ですが、体温によって活動が活発になったり、鈍ったりすることが近年の研究によって明らかになってきています。

低体温、と呼ばれる状態だと、免疫細胞が通常の体温の状態よりも働きが鈍ることは分かってきており、そういう意味でも体温を適切に保つことが重要だと言えるでしょう。

このように、科学的に免疫の仕組みがわかる以前から、東洋医学では「冷え」と「病気」の関係に着目し、「冷え」も手当てすべき対象としてとらえ、食事、食生活などからのアプローチを試みてきました。

 

ぜひこうした東洋医学の知恵を、現代の私たち、そして犬たちの健康管理にも活用していきたいですね。

「冷え」について動画セミナーを用意しましたので併せてチェックしてください。

 

 

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