Archives for 7月 2016

犬の手作り食薬膳:胃腸と消化を助ける「トマト」

Office Guriの諸橋直子です。

薬膳は難しい、特別な食材を使わなくてはできない、という「誤解」をされているケースが多いです。

 

実際には薬膳は「身近な食材」を使い、毎日こつこつ続けることで体質改善を狙うものです。そのためには、手に入りやすい身近な食材で作ることがポイントです。

今回はそうした身近な食材の「薬効」をお伝えするシリーズの第一弾「トマト」です。


トマトで薬膳!?トマトも立派な薬膳食材です

 

薬膳は身近な食材で作るのが基本。でも身近な食材ってどういうの?という方向けに「トマト」をご紹介します。

 

トマトは薬膳では

  • 胃を健康にする
  • 消化を助ける

という薬効があると考えられています。

 

また、

  • 体のほてりを鎮める
  • 喉の渇きを止める

といった作用もあると、薬膳の世界では考えられています。

 

体のどの部分に作用するか?ですが「肝」にも働きかける食材なので、肝臓の解毒作用を助けるとされています。

 


夏バテ時にお勧め食材です。

 

夏は犬も食欲が落ちたり、胃腸の調子が悪くなる場合もあります。

そんなときは、あっさりとした淡白な食事で様子をみるのも大切です。

新鮮なトマトをおやつ代わりに食べさせたり、トマトを絞ったジュースを飲ませるのもおすすめです。トマトは加熱してもおいしいので、スープにして鶏ささみなど、脂身の少ない素材と併せて、胃腸を休めるメニューにしてもいいでしょう。

 

栄養学的に見ても、トマトには高い抗酸化力を持つ「リコピン」が豊富です。「リコピン」はガンや動脈硬化の予防に役立つのではないか?と注目されている栄養素です。

 

薬膳の視点、栄養学の視点、両方合わせて食材を考えられるようになると、犬の食事の選択肢の幅が広がります。

 

トマトについては動画セミナーをご用意したので、併せてご覧ください。

 

 

 

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愛犬の薬膳ガイド:犬の免疫力UP!冷えタイプの犬の場合

Office Guriの諸橋直子です。

今回は愛犬の免疫力を「冷え」との関係で見ていこうと思います。


体温と免疫の関係~血流の視点で考える

 

薬膳のベースになっている「東洋医学」では「冷え」というものも改善すべき体のアンバランスととらえています。

例えば、冷えの原因として良くあげられる原因のひとつに「血行不良」があります。「血行不良」は東洋医学では「瘀血(おけつ)」という体質として扱われ、様々な体調不良の元になると考えられていますが、その血行不良と関連が深いと考えられているのが

  • 体の冷え

です。

 

体の冷えは東洋医学では「陽虚(ようきょ)」と言う風にも捉えられます。陽というのは体の中で熱を生み出す力を指します。これを現代の生理代謝学で当てはめて考えてみると、例えば

 

  • 筋肉量の低下
  • 代謝の低下

 

などが挙げられます。

 

人、犬共に筋肉は大量の熱を生み出す器官と考えられていますが、これ運動不足や加齢などにより減少すると、熱を生み出す力が低下し、低体温につながると考えられています。

 

また、代謝の低下は偏った食生活や極端な小食などでも起こってきます。例えば、無理なダイエットや単品の食物だけを摂取する食生活が長く続くと、体内で代謝反応に必要な微量の栄養素(ビタミン、ミネラルなど)が不足し、結果代謝が低下し体調不良などにもつながることがあります。

代謝の不良はそのまま、エネルギー消費の低下につながるため、体温は下がり気味になり、同じ量だけを食べても太りやすくなる、疲れやすい、といった日常生活での不調を感じやすくなる傾向にあります。

 

こういう場合、東洋医学では生活全般の見直し(運動をして筋肉をつけるんなど)に加えて、食生活からも改善を図ります。

 

現代医学の視点でも、多くの免疫細胞が血流に乗って必要な個所に集まることが知られています。

血行が良いことで体のみすみずみまで栄養や酸素を届け、必要に応じて免疫細胞がすぐに駆けつけられる環境を整えておくことは重要だと言えるでしょう。

 


体を温め、熱を生み出し、胃腸を丈夫にする薬膳メニューの組み立て

 

「陽虚」の場合、体を温める食材に加え、胃腸を丈夫にするメニューも併用すると良い効果が得られるケースが多いです。そもそも、体が虚弱体質に傾いているために代謝活動が低下している場合が多いからです。

虚弱体質の改善には、まず胃腸を整え、食物に含まれる栄養をしっかりと消化・吸収できるようにする必要があります。

そのため、体を温める作用のある

  • 生姜

を犬の食事に少量加える、といった工夫の他に

  • 鶏肉
  • もち米
  • じゃがいも

など、胃腸を丈夫にするとされる薬膳食材を併用し、メニューを組み立てるのがお勧めです。


体温によって、免疫細胞の働き方も変わります

 

私たちの体は免疫によって外部からの異物から守られています。

その免疫にかかわる免疫細胞ですが、体温によって活動が活発になったり、鈍ったりすることが近年の研究によって明らかになってきています。

低体温、と呼ばれる状態だと、免疫細胞が通常の体温の状態よりも働きが鈍ることは分かってきており、そういう意味でも体温を適切に保つことが重要だと言えるでしょう。

このように、科学的に免疫の仕組みがわかる以前から、東洋医学では「冷え」と「病気」の関係に着目し、「冷え」も手当てすべき対象としてとらえ、食事、食生活などからのアプローチを試みてきました。

 

ぜひこうした東洋医学の知恵を、現代の私たち、そして犬たちの健康管理にも活用していきたいですね。

「冷え」について動画セミナーを用意しましたので併せてチェックしてください。

 

 

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愛犬の薬膳ガイド:犬の免疫力をあげたい!ストレスタイプの犬の場合

Office Guriの諸橋直子です。

犬の免疫力をあげたい!というリクエストをメルマガ宛などによくちょうだいしますが、今日は「東洋医学」の視点で免疫について解説していこうと思います。

 


そもそも免疫力とは?=外部からの異物を排除するシステム

 

免疫とは、ものすごく簡単にいうと、外部からの異物を排除して体を守るために私たちに備わっているシステムです。このシステムには様々な種類がありますが、血液の中にある「白血球」が、免疫に大きく関わっていることがよく知られています。

 

例えば、細菌などの異物が体に入ってきた際に、まず出動して異物を食べてやっつけてくれるものに「好中球」というものがあります。

 

これは白血球の一種です。好中球は生き物の末梢の血管内にも存在しますが、好中球が集まっている駐屯所のような場所が体にはいくつもあり、異物が入ってくるや否や、血流に乗ってわーっと集まってきて異物をやっつけてくれます。

 

この他にも「単球」と呼ばれる細胞があり、これも白血球の一種で「好中球」と同じように異物を食べてやっつけてくれる役割を果たします。

 

これは、私たちの体の中に備わっている防御システムの一部ですが、こうした体を守るシステムと「血流」が深く関わっていることは何となくイメージしていただけるかと思います。

 

体を守る免疫細胞が血流に乗って体中を巡回して異物を監視している、異物が入ってくると血流に乗ってわーっと問題の箇所に集まってくる。そういう意味で血行が良い状態を保つことが、これらのシステムにとって都合が良いことはご理解いただけるかと思います。

 


ストレスが続くと末梢の血管の血流が制限され、血行が悪くなる場合がある

 

ところでこの血液の流れですが、自律神経という神経の影響を大きく受けています。自律神経は、私たちが健康に生きて行くために重要な役割を果たしていますが、その働きの一つに、ストレスがかかると末梢の血管を締め上げ、血流を制限する、というものがあります。

 

これは、私たち人間や犬が、外敵に襲われることで命に関わる、という時代を生きていた頃の名残で、敵に万一襲われて怪我をした際に、出血を最小限にくい止めるという働きがあります。

 

これはこれで、私たち生物を守る大事なシステムとして稼働してきたわけですが、外敵に襲われ怪我をする、という状況が少なくなった現代では、心理的に感じる「ストレス」により、同じように血流の抑制、という反応が起こってきます。

 

人間の場合は対人関係、仕事の悩み、恋愛など社会に生きていく上でやはりストレスにさらされますし、犬の場合も多大なストレスを抱えるケースがあります。

 

犬が何をストレスに感じるか?ですが、例えば

 

  • 騒音
  • 突発的な大きな音(雷や風の音)
  • 運動不足
  • 住環境の変化(引越しなど)
  • 家族の増減(新しい犬が来た、または一緒に暮らしていた犬が亡くなった、可愛がってくれていた人が進学や就職などの理由で引っ越した)
  • 苦手な犬、人、物(動物病院に行くこと自体がストレスで具合が悪くなる犬もいます)

 

など、結構犬の世界にもストレスは存在します。

 

最近では、保護犬出身の犬が新しい飼い主さんと出会い、安全な生活を送れるケースも増えてきていますが、保護される前に厳しい生活を送っていた、放浪していた、暴力を振るわれた経験があるなどの場合、突発的に非常に強いストレスにさらされることにより、体に影響が出る場合もあります。

 

ストレス自体は、適度な物であればそれは「やる気」「緊張感」「モチベーション」などにつながり、良い影響をもたらす場合もあります。一方で、複数のストレスが重なることで脳にも影響を与え、実際に健康に影響を与えることが最近の研究でも明らかになってきています。

 

そういう意味で、現代社会に生きる私たち、そしてその私たちに非常に近い生活域で生きる犬にとっても「ストレスケア」は重要なポイントだと言えるでしょう。

 

 


ストレスが溜まり、イライラしている状態=「気滞(きたい)」

 

東洋医学では、ストレスにさらされ、イライラしている状態、それによって血流や代謝にも影響が出て「調子が悪い」という状態を「気滞」と呼び、手当の対象と考えています。

具体的には「気滞」の場合、お腹が張っておならがよく出る、げっぷが出るなど「張り」を伴う体の不調を訴えるのが特徴とされています。もし、あなたの愛犬が最近、大きな生活環境の変化を経験した、または過去に何か大変な経験をして強いストレスを感じたことがあり、普段の生活でもイライラしていることが多い、お腹が張るなどの不調を感じているようだ、という場合

 

  • 気滞

 

である可能性がある、と東洋医学では考えます。

 


ストレス解消におすすめの薬膳と生活習慣は?

 

ストレスの根本を明らかにし、それを取り除くのがベストですが、なかなか急にそれは難しい、という場合、まずはゆったりと緊張感をほぐす生活を心がけるのがおすすめです。

 

犬、飼い主さんともに「アロマセラピー」は非常におすすめですし、軽いマッサージを行うことでもリラックスを促すことができます。

 

アロマセラピーの場合、

 

  • ラベンダー

 

は初心者の方でも使いやすく、犬も好むケースが多いでの、ラベンダー精油をティッシュにたらして香りを嗅ぐ、といった簡単な方法でスタートするのもおすすめです。

 

おすすめの薬膳食材は「気の巡りを良くするもの」で、野菜であれば

 

  • ピーマン
  • レタス

 

などが犬の食事にも取り入れやすいです。

 

ぜひ試してみてくださいね。

 

動画セミナーも併せてご覧いただくことで、「気滞」への理解がより深まります。

 

 

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愛犬の薬膳ガイド:むくみ体質の犬は「水毒」かも?

Office Guriの諸橋直子です。

今回は、体が重くだるい、湿度の高い季節になると調子が悪くなるといった「むくみ体質=水毒」について解説します。


むくみだって立派な病気!?

現代でも、あまりにむくみがひどい場合は腎臓病などの疑いが持たれ、病院での検査を勧められるケースもあります。

一方で、腎臓には問題がないけれど、梅雨の季節になると頭痛や関節痛で困る、胃腸の調子が悪くなって困ってしまう、というケースがありますよね。犬も同様で、湿度の高い季節になると体調を崩しがち、食欲が減退し、下痢が多くなるというケースは「水毒体質」と考えます。

 

東洋医学ではこのような「むくみやすい体質=ケアすべき対象」と考え、食事や食生活の見直しを行います。少々のむくみ、と放置せず、そこから病気に進行しないように早めに手当てしましょう、という考え方ですね。

 

では、東洋医学の食事法である「薬膳」ではこのような場合どう考えるか?ですが、例えば利尿作用のある食材を使って体の中の余分な水分を排泄する、というケアが選択肢になります。

 

最近は薬の副作用でむくみがちになり、犬が辛そうなので何とかしてあげたいな…と情報を求めて検索される飼い主さんも多いですが、犬が口にできる食品で、むくみを軽減するのに役立つとされるものは色々とあります。そういうものを上手に活用することで、食事面から病気と向き合う犬の健康を支える工夫をすることも可能です。

 


むくみ改善の代表食材は「小豆」

小豆は薬膳では「腎」に働きかけ、水分代謝を助けるむくみ防止の食材として知られています。犬に食べさせる場合は小豆粥や小豆ご飯がおすすめです。

小豆は一晩水につけなくても、そのまますぐに炊けるので調理も簡単ですし、ほくほくとしたでんぷん質の甘みを好んで食べる犬が多く、飼い主さんが食べても美味しいです。

 

実際に、服用中の薬の副作用でむくみがち、食欲も減退した犬に小豆粥を作って食べさせたところ、美味しそうに食べてくれて嬉しかった、という飼い主さんからのメールもいただきます。

 


むくみの改善には運動も効果的

むくみ体質の改善には、薬膳では「軽めの運動」を勧める場合もあります。

むくみには様々な要因がありますが、そのひとつに筋力の低下や運動不足による「リンパの停滞」が挙げられます。リンパは体中に張り巡らされた「リンパ管」の中を流れる体液で、免疫や老廃物の排泄に深く関わっていますが、筋肉や血流の刺激を受けて流れるという性質があるため、運動不足になると流れが悪くなります。

 

そのため、本来であれば全身を巡って最後は静脈に合流し、不要なものは排泄される仕組みであるにもかかわらず、その合流地点までリンパ液が押し戻されず、体の末端に蓄積され、むくみが起こる場合があります。

 

飼い主さんで、夕方になると足がむくんでパンパンに腫れるけど、寝て翌朝には戻っている、という場合はこのリンパの停滞によるものであるケースが多いです。本来、下半身にたまったリンパ液はふくらはぎの筋肉などを使うことで心臓に向かって押し戻されるのですが、長く座りっぱなしの姿勢などが続くとうまくリンパ液が押し戻されなくなります。

 

一晩寝て治るのは、横になって体が水平になることで、リンパが心臓に向かって流れやすくなるからです。

 

犬も同様に、運動不足や体の冷えによってむくみが起こるケースがあるので、そういう場合は軽めの運動を増やして、筋肉を使うようにするのがおすすめです。寝たきりで運動が難しい犬の場合、飼い主さんがリンパマッサージを行うのもおすすめです。

犬のリンパマッサージは手軽に出来る家庭でのケアですので、ぜひマスターしてください。Office Guriでは自宅で無料で学べる「リンパマッサージ」のテキストを電子書籍で配布中です。ご希望の方はこちらよりご請求ください。

 

→ 愛犬のリンパマッサージのテキストを無料請求する!

 

いかがでしょうか?

 

「水毒」についての基本事項と対策についてはご理解いただけたでしょうか?

 

「水毒」について解説した動画セミナーも併せて視聴して、ぜひ理解を深めてくださいね。

 

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